札幌の大通エリアにあるA型事業所「テニショク」で作ったものを「安全に見せる」ためのルールを解説します。デザインや動画、Webの成果物は、権利の所在と公開範囲を間違えるとトラブルに直結します。ここではテニショクでの取り扱い方針を、実務の手順で解説します。A型事業所での制作物管理は、利用者さんの就労支援とスキルアップに欠かせない要素なのです。
1.成果物の権利と公開ルール:内製物と受託物の違い

A型事業所で制作する「内製物」と「受託物」では、著作権の帰属やポートフォリオへの掲載可否が異なります。トラブル回避のため、ルールを確認しましょう。
練習用や自社用途の内製物は、事業所内ルールに従って掲載が認められる場合がありますが、ロゴや写真など第三者の著作物の二次利用制限には注意が必要です。
一方、外部クライアントからの受託物は、契約により公開の可否が明確に定められています。多くの場合、掲載禁止か限定公開で、事前の書面合意なしでは掲載できません。
不明な点や判断に迷う場合は、必ず担当者にご確認ください。口頭だけでなく、内容を記録として残すことをお勧めします。
2.ポートフォリオ掲載の手順

A型事業所で掲載OKになった作品は、同意書式に基づいて公開範囲を明記(Web掲載/紙面のみ/期間限定など)します。スクリーンショットや写真には、個人情報や機密部分をマスキングして、必要に応じて解像度を調整します。クレジット表記(例:©Client/Design: Tenishoku)は、合意した内容に従って記載します。ビフォー→アフターや改善点の要約を添えると、スキルの伝わり方が高まります。
札幌・大通エリアのテニショクでは、PhotoshopやIllustratorを使ったデザイン制作を通して、実務的なポートフォリオ作成をサポートします。
3.データ保管・持ち出し

A型事業所では、データは貸し出しパソコン→共有ドライブに保存して、命名規則(案件名_日付_版数)を統一します。外部ストレージやUSBが使えるか、持ち出しの要件、共有リンクの権限設定は規程に従います。端末のパスワード管理や画面ロック、ウイルス対策は必須なのです。私物のデバイスへのコピーは不可で、やむを得ない場合は事前承認→記録→削除確認の順で扱います。
大通エリアのテニショクでは、パソコンの貸し出しを行い、情報セキュリティを重視した作業環境を整えています。
4.公開前レビューと削除依頼の受付手順

A型事業所でのポートフォリオ公開前に最終レビュー(権利・マスキング・クレジット・容量・リンク)を実施します。公開後、関係者から削除や修正の依頼があった場合の受付窓口(役職名)と対応期限(目安)を定めて、記録に残します。SNS投稿は再拡散の可能性が高いので、限定公開やモザイクの強さの基準を事前に決めておきます。
テニショクでは、利用者さんファーストの考え方で、安全な成果物管理をサポートしていきます。
まとめ

テニショクでは、作品は作る力と同じくらい、守る力が大切と考えています。駅近で通いやすくて、実践的なスキルを身につけられる環境が整っています。
気になった方は、ぜひ見学に来てみてください