札幌の大通エリアにある「就労継続支援A型事業所テニショク」では、IT系の実務に挑戦できる環境を整えています。

ここでご紹介するのは、今実際にやっている仕事と、取り組みながら到達できる目標などです。雰囲気や抽象的な話ではなくて、どの作業を・どんな手順で・どれくらいの難しさから始めるかを具体的に説明しますね。

未経験でも段階を踏んで進められるように、チェックと振り返りの仕組みもセットにしています。

1.作業カテゴリと代表タスク

大通エリアの就労継続支援A型事業所テニショクでは、IT系といっても範囲は広めです。まずは以下の代表的な作業から着手します。

Web更新(CMS):記事の下書き投稿、画像の差し替え、URLリンクの確認、公開前プレビューのチェック

DTP/デザイン:名刺やショップカードの版下作成、A4チラシのレイアウト調整、バナーのサイズ展開

画像編集:解像度変更、トリミング、色補正、書き出し設定(webp/JPEG/PNG)

動画の軽作業:カット編集、簡単なテロップ、BGMの差し替え、書き出しプリセットの適用

ライティング補助:見出し付け、本文の整形、文字数や禁則のチェック、引用元の明記

軽作業の自動化補助:ファイル名ルールの統一、テンプレの複製・差し替え、フォルダ構成の標準化

各作業には所要時間の目安と差し戻し基準を設定します。例えば「名刺版下:30〜45分/差し戻し基準=文字詰め、余白、解像度、入稿規格」みたいに評価の軸を明示します。

2.使用ツールとPC環境

A型事業所テニショクで使うツールは、Photoshop/Illustrator/Office(Word/Excel)/主要CMSが中心です。必要に応じてFigmaや簡単なHTML/CSSの編集にも触れます。

パソコンは貸し出し機を用意していて、基本操作(ファイルの命名・保存先・バージョン管理)からスタートします。共有ドライブの権限と保存ルール、USBメモリなどの持ち出しができるかは運用規程に従って、最初のオリエンテーションで説明します。

画像や動画の書き出しプリセットは事前に登録して、作業する人ごとに差が出にくい設定で統一します。わからない点はチェックリストで自分で確認→レビュー依頼の順に進めます。

3.週次スケジュール例(訓練×実務×レビュー)

大通エリアのA型事業所では、「学ぶ日」と「作る日」を分けて、1週間で成果物を1つ以上仕上げる設計です。

:訓練(ツール基礎・ショートカット・入稿規格)+ミニ課題

:実務A(Web更新 or 名刺版下)→終わり次第セルフチェック

:レビュー日(担当が基準表で確認→差戻し→再提出)

:実務B(バナーサイズ展開 or 画像一括処理)+運用メモ追記

:振り返り(工数と改善点の記録)+次週の目標設定

レビューは「誰が・どの表で・いつまでに」を固定します。

差し戻しは具体的な指摘(例:余白6mm不足)で返して、再提出の期限を決めます。これで、未経験でも小さく作る→直して完成させる経験が毎週積み上がります。

4.成果物の扱い

A型事業所テニショクでの完成物は、台帳に作品名/担当範囲/使用ツール/所要時間/レビュー回数を記録します。

内製物か受託物かで公開範囲が違うので、同意手順(公開できるか・モザイクは・クレジット表記は)を守ったうえで、個人ポートフォリオに載せられるものだけを追加します。

データは貸し出しパソコン→共有ドライブへ保存して、命名規則(案件名_日付_版数)を統一します。

持ち出しや外部共有ができるかは規程に従って、公開前は最終レビューを実施します。

まとめ

テニショクでは、ITの力は小さな完成を積み重ねることで育つと考えます。スキルはあとから伸びますが、作業の進め方と整え方は今日からでも身につけられます。

見学では、実際に使うチェックリストとレビュー表、作業席とツールを確認してみてください。

この記事を読んで気になった方は、ぜひ見学に来てください。